こんにちは!愛玩動物看護師の石澤です。
暖かくなり、長袖だと少し暑いな…と感じることが多くなりましたね🔥
梅雨に入っておりますが6月は暦の上ではもう夏ですね。
皆さんご存じの通り5月からノミ・マダニ・フィラリア症の予防が本格的に始まっています!
そこで、簡単に病気の説明をさせて頂きたいと思います。
ノミ・マダニは、
吸血するだけでなく、伝染病や寄生虫を運んだり、体が痒くなってしまったり、貧血や、ダニ麻痺症など様々な弊害を起こしてしまう外部寄生虫です。
今年の4月にもお隣の静岡県でSFTS(重症熱性血小板減少症)というマダニ媒介性の人獣共通感染症の感染確認がありました。
発熱や消化器症状(下痢や腹痛、嘔吐など)、頭痛や筋肉痛など様々な症状が起こる病気で、最悪の場合、ヒトも亡くなってしまうケースもあります。
フィラリア症は、
蚊を介して心臓や肺動脈といった血管内に寄生する内部寄生虫が起こす病気です。
吸血される際にフィラリアの子虫が体内に侵入し、約半年という時間をかけて30㎝前後の成虫に成長します。
成虫が心臓に寄生すると血液の流れが悪くなり、呼吸が苦しくなったり発咳がでたり、腹水や血尿など全身にも影響が出てしまいます。
フィラリアに寄生されたことを知らずに予防薬を飲んでしまうと、一度に大量のフィラリアの子虫が駆除されてしまうため、フィラリアの死骸が心臓や血管内に詰まり、ショック症状が起きることがあります。
ワンちゃんはフィラリアの抗原検査が可能です。当院では、このスパトニンショックを防ぐために、予防薬を飲む前に必ず血液検査をしてからの処方をさせていただきます。
ワンちゃんやネコちゃん、ヒトも安心して生活できるように予防をはじめてみませんか?
分からないことなどございましたら石澤まで何なりとお申し付けください。
答えられる範囲でお答えさせて頂きます!!
しっかりと予防して安心してこの夏をエンジョイしましょう!