こんにちは!動物看護師の石澤です。
だんだん暖かくなり、春らしくなってきましたね🌸🐝
5月からノミ・マダニ・フィラリア症の予防が本格的に始まります。
ノミ・マダニは吸血するだけでなく、
伝染病や寄生虫を運んだり、掻痒や貧血など様々な弊害が起きてしまいます。
中でも最近注目されてきているのが、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という人獣共通感染症(zoonosis)でヒトも亡くなってしまうケースがある病気です。
お薬で、身体に負担がなく予防できるので通年予防が主流になって来ています。
フィラリア症は、蚊により伝搬される病気です。
吸血される際にフィラリアの小虫が体内に侵入して30cm前後の成虫にまで成長します。
心臓に寄生し血流が悪くなり、発咳や腹水、血尿など全身に様々な症状を引き起こす病気です。
フィラリアが寄生していると知らずに予防薬を飲んでしまうと、一度に大量のフィラリアの小虫が駆虫されてしまいフィラリアの死骸が心臓や血管内に詰まり、ショック症状が発生することがあります。
ワンちゃんはフィラリアの抗原検査が可能です。
予防薬を飲む前に必ず検査してからの処方をお願いします。
ワンちゃんには、
ノミ・マダニ・フィラリア・おなかの虫(犬回虫や犬鉤虫など)を1剤で予防できるオールインワンタイプをオススメしています。
1か月に1回食べるだけで予防できるので良いですね。
ネコちゃんには、
1ヵ月に1回のスポットタイプでこちらもオールインワンタイプになります。
ワンちゃん・ネコちゃん、私達も安心して過ごせるように、このタイミングから予防を始めてみてはいかがでしょうか?
5月は病院が大変混み合いますので、ご予約はお早めにどうぞ。